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フェリーターミナルから歩いていける
ハイアライカジノ


-マカオカジノちょっといい話-

 御存知のように、カジノゲームに「必勝法」というものはありません。これがラスベガスならばビデオポーカーのプロやBJのカードカウンターも生息可能ですが、控除率的にも厳しく、またディーラーが勝手にチップをがっぽがっぽ取っていったりするマカオカジノではそれも無理な相談です。

 さらに積極的に断定するなら、「マカオカジノでは本気で打つな!」とさえ言ってしまってもいいでしょう。そこまで言わないにしても、他国のカジノへ行く時より多めに自制心を持っておく必要があるのは確かです。

 しかし、そんな話だけで終わってしまうのもなんですので、ここでは須田が考えた「一応必勝法」について書いておきましょう。種目は大小です。

 マカオの大小で必勝法というと、沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読んでゾロ目(注:ここで言うゾロ目とは3つ全て同じ出目のこと)の出どきを見極めるという方法を連想する方が多いでしょうが、それは全く実効性がないので忘れてください。当時とはカジノの雰囲気からして違い、ディーラーが客を言葉で誘導してどうこうということはありません。また、ゾロ目系の賭け場所は控除率が高いため、失敗した時にどえらいことになります。

 私が考えたのはもっと単純です。大小において、カジノの取り分というのはゾロ目時の総取りなわけですが、これだと控除率が約2.8%ということになります。他の賭け方ではもっと控除率が高いので実際には4%前後だと思うのですが、
「マカオの胴元がそれで満足するはずがない」
というのが「一応必勝法」のはじまりです。多少強引ですが、なにしろ「一応」がつく必勝法ですので。
 では、もっと控除率を高めるにはどうしたらいいか。それは、勝負どころで張りの薄い方の目が出る(カジノ側がドンと儲かる)ことにほかなりません。そういう風に出目を誘導するわけですね。逆に客の立場から言うと、常に場を見ていて張りの薄い方に賭け続ければ、少なくとも逆をやるよりはいいのではないかということになるわけです。
 実際には、締め切り音とともにチップを置いたところ、そこへ全然違うサイズのチップ(=高額)を置くおやじが出たりしてうまくいかないんですけどね……。

 もうひとつの「一応必勝法」は、極端な出目が出た次の回を狙うものです。基本的に須田は、「極端な小の後は大、極端な大の後は小」という方針を持っています。
 「極端な小」というのは例えば「1・1・3」の5とか「1・2・3」の6とかいうもので、「1・1・1」や「2・2・2」のゾロ目も含めて考えます。極端な大というのは全く反対のパターンと考えてください。
 このような目が出た次の回は「小→大」「大→小」と結果が変わると考えてまず大小のいずれかに大きく張ります。と同時に、合計数値で賭ける場所の、前回と線対称な位置(4と16、5と15、6と14……)およびその左右にも賭けます。
 理由は書くと長くなるので割愛させてください……。実効性はともかく、こういう方針を持っていると、変に動揺することがなくて落ち着いて打てますよ。